日常の街並みと日本アルプスについて




 
便利な世の中にどっぷり漬かっている自分でありながらも、

経済最優先の無秩序な街並み
・乱立する巨大で原色の商用看板やのぼり旗
・空を蜘蛛の巣のように遮る電線と威圧的な鉄塔や電柱
・道路上の慌しい車の往来と騒音

といった、日本の大部分を占める日常的な風景が、息苦しいほど嫌になることがあります。

美しいといわれる観光地へ行っても、それは風景の点にすぎず、少し視点を移せば幻滅してしまいます。

だからせめて視界に入らないところへいって深呼吸しようと、静かな山へ出かけます。ところが今度はどこまでいっても鬱蒼とした森が空を遮ってしまい、気が滅入ってしまいます。

水晶岳から黒部五郎岳
 
しかし、山が森で終わらない場所、森をぬけた向こう側が日本でも僅かながら存在することを知りました。それが北アルプスです。初めて行って感激したことは今でも記憶に残っています。 

それは、日本の自然景勝地によくあるような心をなごませる、しみじみとした山水画的雰囲気とは異なり、色彩鮮やかでスケールの大きな山岳風景を前にして気持ちを高ぶらせてくれます。

北アルプスをはじめとする日本アルプスがあるということは本当に有り難いことだと思います。

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