穂高岳 hotakadake
あれは日本の山ではない‥
ヒマラヤが遠くに映し出されているようだ。
冬晴れの諏訪から望むたびに憧憬を抱かずにはいられない
崇高な峰々である。
日常的な街並みの背景に聖なる連峰が聳えているのは
なんという精神的救いであることか。
もっと接近して蝶ヶ岳から望むと、日本離れした
スケールの大きな山岳パノラマに脱帽する。
槍ヶ岳を日本アルプスの象徴とするならば、
穂高岳は日本アルプスの本丸である。


穂高岳・山容の特徴

涸沢
4つの3000米峰に囲まれた日本最大のカール。それぞれの岩峰から岩屑(崖錘)のグレー・植物の緑・雪渓の白が涸沢という大きな口へ砂時計のようにサラサラと流れていく。

岳沢
大正池や河童橋からの穂高岳は上高地を代表する風景写真としてあまりにも有名。その斜面が岳沢である。

前穂高岳(右のピーク)
ビック4の中で最も鋭角の山容をもつ。涸沢方面から見ると、T峰から始まる北尾根のピーク群と、そこから綺麗に左カーブして落ちていく崖錘・雪渓の妙は名画を観るような面持ちにさせる。
前穂高を連峰の一つとしてでなく一つの独立峰として捉えたとき、日本の山で最もクオリティの高い山容のひとつであると確信する。



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